主な手順は?
Dev Modeを使わないFigma Handoff手順
デザイナーからFigmaファイルを共有された後、コーダーとして作業を開始する手順は、主に以下の3ステップです。
Figma Handoff手順
ステップ 1: CSSプロパティの取得(コード値の取得)
テキストのスタイル、ボタンの色、要素の影など、HTML/CSSで再現するすべての情報はこの手順で取得します。
| No. | アクション | 目的 | 取得方法 |
| 1. | 要素の右クリック | 要素のCSSコードを直接クリップボードにコピーする。 | CSSコードを取得したい要素を右クリックし、メニューから「コピー/ペースト」 > 「コードとしてコピー」 > 「CSS」を選択します。 |
| 2. | 手動での確認 | 複雑なプロパティ(グラデーションなど)やコンポーネントの構造を確認する。 | 要素を選択し、右側の**「デザイン」パネルで「塗り」「線」「エフェクト」**セクションを確認し、カラーコードや数値を手動で取得します。 |
ステップ 2: レイアウト情報の取得(サイズと余白の測定)
要素の幅、高さ、そして要素間のマージンやパディングを決めるための情報を取得します。
| No. | アクション | 目的 | 取得方法 |
| 1. | 要素間の余白測定 | マージンやパディングの値(要素間の距離)を取得する。 | 任意の要素を選択した状態で、キーボードの**Altキー(Windows)またはOptionキー(Mac)**を押しながら、別の要素にマウスカーソルを重ねます。正確なピクセル距離が赤線で表示されます。 |
| 2. | 要素サイズの確認 | 要素(例:ボタン)の幅(width)と高さ(height)を取得する。 | 要素を選択し、右側パネルの「デザイン」タブにある**「サイズ」**セクション(WとH)の数値を確認します。 |
ステップ 3: 画像アセットのエクスポート
画像としてコーディングで使う素材(写真、ロゴ、背景、複雑なイラスト)をダウンロードします。
| No. | アクション | 目的 | 取得方法 |
| 1. | 個別アセットの確認 | デザイナーが設定したエクスポート設定を利用して画像をダウンロードする。 | 画像化したい要素を選択し、右側パネルを一番下までスクロールして「エクスポート」セクションを確認し、ダウンロード(エクスポート)を実行します。形式(PNG, JPG, SVG)と倍率(1x, 2x)が適切か確認しましょう。 |
| 2. | 一括エクスポート | 設定済みのすべての画像を一度にダウンロードする。 | メインメニューの「ファイル」 > 「エクスポート」を選択、またはショートカット**Shift + Ctrl + E (Windows)** / **Shift + ⌘ + E (Mac)**を実行します。一覧を確認し、一括でダウンロードします。 |
| 3. | 追加のエクスポート設定 | デザイナーが設定を忘れたり、画像化すべき範囲が不適切だった場合に調整する。 | 対象のレイヤーを選択し、「エクスポート」セクションの「+」ボタンを押して、形式と倍率を設定し、ダウンロードします。 |
この手順で、Dev Modeに依存することなく、コーディング作業を始めるために必要なすべての情報と素材をFigmaファイルから取得できます。