主な手順は?
主な手順は「デザインデータの確認と準備」→「HTMLでの構造化」→「CSSでのスタイリング」→「JavaScriptでの動きの実装(必要な場合)」→「動作確認と納品」です。
コーディング作業のステップ
1. デザインデータの確認と準備
デザインデータの受領と確認:
デザイナーから提供されたデザインデータ(PhotoshopのPSD、Adobe XDのXD、Figmaのデータなど)を受け取ります。
デザインの全体像、特にページボリューム(縦の長さ)、アニメーションの有無、フォームの有無などを確認し、
作業に必要な工数を見積もります。
画像素材の書き出し:
デザインデータから、LPで使用する画像(背景画像、アイコン、バナーなど)
を必要なサイズ・形式(PNG, JPEG, SVGなど)で書き出します。この際、画像の最適化
(ファイルサイズの削減)も行います。
フォントの確認:
使用されているWebフォント(Google Fontsなど)やローカルフォントを確認し、適切に読み込めるよう準備します。
ファイル・フォルダ構成の作成:
プロジェクトに必要な基本のファイル(index.html、style.css、main.jsなど)や
フォルダ(images、css、jsなど)を作成し、環境を整えます。
2. HTMLでの構造化(マークアップ)
ベースの記述:
index.htmlに基本のHTML構造(<!DOCTYPE html>, <html>, <head>, <body>)を記述します。
(別途HTMLの初期設定のフォルダを参照)
CSSやJavaScriptファイルの読み込み設定、文字コード(UTF-8)やビューポートの設定などを行います。
(別途HTMLの初期設定のフォルダを参照)
コンテンツの構造化:
デザインを上から下へ、または外側から内側の順番で見て、コンテンツを意味のあるブロック(セクション)に分割します。
これらのブロックを適切なHTMLタグ(<header>, <main>, <section>, <footer>, <div>など)
とクラス名やIDを用いて構造化(マークアップ)していきます。
特にLPは縦長になることが多いため、各セクションを明確に区切ることが重要です。
3. CSSでのスタイリング
リセットCSSの適用:
ブラウザごとの表示の差異をなくすため、リセットCSS(Normalize.cssなど)を適用します。
全体共通のスタイリング:
サイト全体で共通する基本のスタイル(フォント設定、リセットスタイルなど)を定義します。
ブロックごとのスタイリング:
HTMLで構造化した各セロックに対して、デザインデータで指定されているレイアウト(FlexboxやGridを使用)、
色、余白(margin、padding)、背景などをCSSで実装していきます。
画像やテキストなどの要素一つ一つに対しても、正確なサイズや位置を再現します。
レスポンシブ対応:
メディアクエリ(@media)を使用して、スマートフォンやタブレットなど、
異なる画面サイズに対応するためのスタイルを記述します(レスポンシブデザイン)
4. JavaScript/jQueryでの動きの実装(必要な場合)
インタラクティブな要素の実装:
デザインで指定されているアニメーション、スライダー、ハンバーガーメニューの開閉、タブ切り替え、
アコーディオンなどの動きをJavaScriptやjQueryを用いて実装します。
特にLPでは、ユーザーの興味を引きつけるためのアニメーションが多く使われることがあります。
フォームの入力チェック:
お問い合わせフォームなどがある場合は、入力チェック(バリデーション)の実装も行います。
5. 動作確認と納品
クロスブラウザチェック:
主要なブラウザ(Chrome、edge、Safariなど)でデザイン通りに表示され、機能が正しく動作するか確認します。
レスポンシブチェック:
スマートフォンやタブレットなどの異なるデバイスでレイアウトが崩れていないか、操作に問題がないかを確認します。
コードの整理:
不必要なコードやコメントアウトを削除し、コードを整理・最適化します。
納品:
完成したファイル一式を、指定された方法(FTP、Git、ファイル共有サービスなど)で
クライアントやディレクターに納品します。納品後、クライアント側で最終チェックが行われ、
必要に応じて修正が入ることもあります。
